これはタネ車となった「つぼみ堂101系」です。メーカー塗装かはわかりませんが、ブルー塗装は珍しいのではないでしょうか。よくよく床下機器をみると、これは「モハ101形」ですね。
特にこれと言った難はありませんが、車体床板取り付けアングルの位置が低く、鉄板製の床板が、車体下面とツライチになる構造です。また、車体のところどころに塗装ハゲがあります(画像では左下部分)。しかし、ドアがプレス表現であることもあり、カツミと編成しても違和感が少なそうです。
床下から見た同車。中途半端なモハ用の床下機器が付いています。台車はドロップのDT21形。
とりあえず床板を外します。床下機器はハンダ付けで取り付けられています。室内灯は天井にテープ止めでした。ここで一度車体を洗浄します。
車体について、まずは元の塗装を生かすので、ハゲがある部分についてはタッチアップが必要です。簡単なのでGMカラーを使いました。
爪楊枝の先で、ちょいちょいと塗装ハゲ部分を修正します。赤色▲印のところがタッチアップ部分。ほとんど目立たない感じに仕上がりました。
窓サッシ部分は、プレスで一段引っ込んでいる形状です。かつては烏口で銀色塗料を差したりもしましたが、表面張力の関係ではみ出しがどうしても出てきますので、今回は「ガンダムマーカー」を使いました。多少のりにくい部分もありましたが、まあまあうまくいった方だと思われます。
アルミサッシへの色入れが終わりました。ただ青とグレーの車体よりは、だいぶ感じが変わります。
反対側にも色入れ完了。手前は今回使用した「ガンダムマーカー」です。いわゆるペイントマーカーの一種ですが、溶剤がアルコール系なのが扱いやすいと思います。