故障したハードディスクから強力な磁石を取る
ハードディスクの故障。機械的寿命があるものなので、ある確率で故障に見舞われることは、仕方ないと割り切るしかありません。中身についてはバックアップを、頻繁に取るしかないのが現状です。またデータ復旧サービスなどという技も、世の中にはあるので、どうしても大事なデータでしたら、そのような業者さんにまかせるのもいいかと思います。
さて、データはバックアップや復旧サービスでなんとかするとして、故障してしまったハードディスクをどうするか、ということになりますね。使っていなかったハードディスクを、久しぶりに取り付けたら、もう起動しなくなっていた、などというケースで、「ただの箱」になってしまったハードディスクは、もう燃えないゴミとして捨てるしかないのでしょうか?。いえいえ。意外な利用法がありますよ。
100円ショップや、ホームセンターなどで売っている磁石フック。便利なのですが、磁力が弱くて困ったことはありませんか。そんな場合に、ハードディスクから磁石を取って使い、残りはリサイクルしましょう、というのがこのコーナーの趣旨です。ちょっと、特殊な工具も必要ではありますが…。
●用意するもの
1.普通のドライバー。マイナスと、ハードディスクの形によってはプラスのもの。
2.スタードライバーやヘクスレンチと呼ばれる、6ヶ所出っ張った形の星形ドライバー。
3.故障して廃棄してもかまわないハードディスク。
故障したハードディスク。上面のシールなどはいらないのではがします。
基板面。見た目はなんともないんですけどね。ちなみにスピンアップしない場合は、この基板を、全く同じメーカーの同一ロット品と交換すると、復活する場合があるとか。
このハードディスクは、止めネジ類に比較的普通の+ネジが使われているので、普通のプラスドライバーで外します。
基板を取り外しました。右下に見えるコネクタで、本体とつながっていましたが、真上に抜き取れば外れました。
残った部分のシールをさらにはがし、ヘッドを止めているネジを外します。