奥は古い本を入れておく本棚、その手前の金色のものは、鉄道模型のレール、一番手前の半透明の箱は、MOディスクドライブ。そのすぐ向こうにいるのは小さい方のヒナです。やれやれ…。1羽ずつ窓を大きく開けて外に出しました。
動き回るヒナの動画はこちら(約27MB、21秒。.avi形式)。親鳩さんがやって来て、「ボウ、ボウ」と鳴き、ヒナも少しピーピーと鳴きます。
ところが北側で一段落したところ、今度は南側の餌場にある、スズメ用の餌箱に、灰色の鳩が入っています。入口はかなり狭めてあるのに、もう3回目です、この鳩さん入るのは…。どうしても入って、スズメ用の餌も食べたいらしいです。困りますねぇ…。いっそしばらく放っておこうかとも思いましたが、昼近くなると日射しが強くなり、鳩でも熱射病になる可能性がありますから、やはり救出することにしました。
この餌箱は磁石がつきますので、それを利用して、ハードディスクを壊して取った磁石を、入口にせり出すように貼り付け、じゃまするように配置しているのですが、なかなかスズメは通れて、鳩は通れないように配置するのは難しいようです。磁力そのものは、この種の鳥類には影響しませんね。
さて、救出したこの鳩さんは、一度室内に入れました。出られないために暴れたせいか、かなり息が上がっていたため、温度の低い室内に入れて、少し落ち着いてもらいます。頭をなでて、口で「入っちゃダメ」と言い、足輪を目印に付け、そっと飛ばして放します。
南側のヒナは、小粒の餌なら、自分で食べられることがわかりましたから、専用皿を設けて、そこに小鳥の餌とお米を混ぜて、さらに少し水を入れてふやかし気味にして置いておきます。すると親鳩さんといっしょに食べていたり、給餌もされたり、他の鳩が普通の餌を食べているところ、ひとり専用餌を食べていたりします。また、初めて餌場の餌入れ(これは地上に置いてありました)の上から、ベランダ地面に向けて、2メートルほど飛びました。
ぶれていますが、ヒナの羽ばたき練習。もちろん「アイドリング」です。しかしここから左へ向けて、2メートルほど飛んだのです。
朝の5時30分。画像の白い斑点は、窓ガラスの汚れです。さんざん鳩さんたちが、ケンカなんかすると飛ばす脂粉や、ごはん粒が飛んだあとなど。