2009年・産まれた卵の観察日記続き



 8月21日続き。巣箱の交換は終わりましたが、親鳩さんは警戒してか、とうとう夕方までに帰ってきませんでした。巣が撤去されてしまったと勘違いして、そのまま放棄してしまわなければいいのですが…。多少(いやかなり?)内心ドキドキ…。それに対して、ポーラースター1号と2号は、巣の回りが居心地いいのか、夕方にもいました。今夜も泊まっていくようです。

北側ヒナの画像です

 ポーラースター2号くん。夕方なのでぶれました。18時2分。

北側ヒナの画像です

 その右側にいる、ポーラースター1号くん。
 一方、南側のサザンクロス1号くんは、夕方になって餌を撒いても食べに来ません。水を置いている台の上や、手すりのところまでは来るのですが、何かに驚いて、他の鳩さんといっしょに逃げてしまいます。まあそのくらいの臆病さも必要ですが…。ところが、「今夜はとうとう泊まらないのか」と思って、カーテンを引いておきますと、夜になって、エアコン室外機の上にまんじゅうのようになっているのを発見しました。

サザンクロス1号の画像です

 夜なので、大変見にくい画像で恐縮ですが、手前に向かって平らな台のようなものがエアコン室外機。奥の草花の手前、ぼんやりと黒いものが見えますが、それがサザンクロス1号。今夜はここで寝るんでしょうか?。21時35分。
 しかししかし…。これで1日は終わらないのでした。22時半頃、そっと見るといなくなっています!。巣立って4日目の夜なのに、どこへ?。こんな夜なのに…。心配はつのります…。

 8月22日。未明、南側の水入れを交換し、プラスチック製のものにするとともに、それまで使っていた陶器のものを北側に転用することにしました。水を満たして北側の巣箱から離れたところに置こうとしたところ、ポーラースター1号か2号のしっぽと思われる鳩の尾羽が見えたので、とりあえずやめました。すっかりポーラースターくんたちは、ねぐらにしている様子。いいのかなぁ…。安全だと思ってくれるのはありがたいですが…。
 南側サザンクロス1号は、昼前になって姿を現しました。まずは一安心。大きめになった専用餌皿で、小鳥の餌を食べます。そろそろ普通の餌も食べられるといいのですが。
 北側の巣箱は、親が卵を見つけて、ちゃんと抱卵しているのを、昼前に確認しました。やれやれ一安心です。手探りな割には、大胆なことをしてしまっているような…。しかし、実際に親鳩さんが入ってみると、巣皿がまだ小さいようで、親鳩さんの体がやや弓なりになってしまうのが難点でしょうか。これでも入手できた中では、一番大きいものにしたのですが(22.5センチくらい)。

卵を抱く北側親鳩の画像です

 カメラは少し高い位置に固定したので、皿の上辺が写るようになりましたが、お尻が跳ね上がっているのがわかります。巣皿の位置も、もっと中央にしてあげた方がいいようです。11時36分。
 夕方、卵が2個になっているのを見つけました。

2個になった卵の画像です

 ほんの少しですが、新たな巣材が運び込まれています(木の枝)。カメラの位置を、さらに上方へ移動させ、卵がちらりと写る位置にしました。17時25分。
 夜になって、とうとうサザンクロス1号は戻ってこず、泊まっては行かないようです。仲間といっしょにいることを、覚えなければなりませんが、心配でもあり、寂しくもありますね…。北側ポーラースター1号と2号は今夜もお泊まりです。

 8月23日。本日で観察を終えることにします。これからは日記のように観察はせず、写真を撮りながら推移を見守ることにしたいと思います。
 北側は、巣箱の近くにポーラースター1号と2号が休み、親鳩さんは卵を抱いています。

北側ヒナの画像です

 そろって昼寝でしょうか?。14時55分。
 南側サザンクロス1号は、人間が余らせたごはんを食べに来ます。他の鳩に、ぷるぷる緊張している時もありますが、群れには入れた様子です。全員の元気を祈ります。

 以上で、一応の「観察日記」は終わりです。この先のサザンクロス1号と、ポーラースター1号、2号の様子、そして新しい卵の様子は、別項目を立ててご紹介します。


戻る