2009年・産まれた卵の観察日記続き



 7月29日。南側は、朝5時10分に親鳩さんが来て給餌されました。餌をもらうとき、ヒナは羽根をひろげてピーピー鳴いてせがみます。
 北側のほうは、1羽背中や翼の模様が、ある程度わかるようになってきました。

北側ヒナ大きい方の画像です

 これは7月28日17時52分の撮影ですが、このように1羽の背中は白いです。他はいくらか灰色っぽいでしょうか。

北側ヒナの画像です

 左側の方が大きいです。2羽で巣の中を歩き回ったりして遊びます。盛んに羽根を広げたり、羽づくろいしたりします。しかし羽根の付け根は、まだまだピンク色が透けて見えます。
 
<ここ食事中などの方は、特にスルーして下さい!>
 南側、夕方になって、巣の中のフンが多くなり、見た目も汚ないので掃除を試みました。巣はザルそのものであり、それが植木鉢にはまっているだけなので、植木鉢から取り外すことが可能です。そこで、ヒナを近くの鉢底皿のあいているものにいったん移し、敷いてある古布とザルを取り出しました。フンはゴミ箱へ直行。古布とザルに「付着状態」のフンは、なるべくササラでこそげ落とします。掃除前を10とすると、4位までは落とせました。ワラが腐ったようなにおいがしてなんとも…。元通りにザルを植木鉢にはめ、古布も戻してヒナを戻し終了。時間にすれば5〜10分程度です。ザルの下の植木鉢には、それほどゴミが落ちているということはありませんでした。北側の巣も汚いので、応用したいところですが。

南側ヒナの画像です

 掃除の時に撮影した南側ヒナ。17時46分。だいぶ羽根の羽毛が出てきました。とは言え、まだまだです。そのうの膨らみが少し足りないでしょうか?。

 7月30日。北側、2羽のうち1羽は、少し成長が遅れていますが、それもまあまあ羽根がはえそろってきました。1羽の方は、遠目には「ミニバト」のようにも見えます。

南側ヒナの画像です

 暗くなってきた夕方の様子。7月30日18時11分。右側の個体のほうが大きいです。
 南側のヒナも、問題なく順調です。南側に餌を撒くと、食べた親鳩さんが、すぐに北側に回り、ヒナに給餌などという光景も見られます。それにしても北側巣の汚損がますますひどく、なんとかしたいところ…。

 7月31日。特に大きな変化はありません。羽根の下は相変わらずピンク色。羽づくろいをよくしますが、しないときは眠っていることも。給餌の時は、盛んにピーピー鳴いています→2分ほどのヒナの声はこちら(.wav形式、約2.3MB)。

 8月1日。親鳩は、南側の餌場で餌を食べ、すぐに北側に回ってヒナに与えることが多いようです。自分はおなかがすかないのでしょうか?。専用とも言うべき餌場が確保されているので、条件はいい方だと思いますが…。しかし、そうした行動が確実である以上、とりあえず餌場に餌をあげないわけにもいかないので、たくさんの鳩さんが集まってしまい、羽音がうるさかったりするのが悩みのタネ…。

餌場に群れる鳩たちの画像です

 7月31日の16時過ぎですが、餌を撒くとこの通り…。多すぎます…。
 北側、巣の状態をチェックするため、ヒナを手で持ってみました。かなり大きくなって、とっくに片手では収まらない大きさです。

北側ヒナを手に持った画像です

 毛玉のようだ…(笑)。手に持つと、「クックック」と鳴いて嫌がります。ヒナを戻してから、よくよく巣を見ますと、フンが積もりまくっていて、きれいにしてあげたいと思うのは人情…。せめて巣材を消毒できるといいんですが。大きい方の1羽が、もう1羽を羽づくろいしてあげているような珍しい光景も見られました。

北側ヒナの画像です

 こんな「こんにちは」している時も。12時18分。

<ここから食事中などの方は、特にスルーして下さい!>
 8月2日。雨が降っています。北側、フンの固まりが、層になっているので、少なくとも入口のところだけでも撤去することにしました。

汚れた北側巣の中の画像です

 流れとしては、ヒナをバケツに避難させ→巣のフンをヘラで取れるだけ取り、小さな段ボール箱に捨てる→入口近くをブラシで掃き掃除→ヒナを戻して→巣の回りまで次亜塩素酸水溶液で消毒→水を流して終了、という感じでやろうと思います。

バケツにヒナを移したところの画像です

 ヒナをバケツに移したところ。おとなしくしています。対面の棟の屋根にカラスがいたので、感づかれないようにしないとヒナが危険かもしれません。

掃除をしたところの画像です

 特に汚い画像で恐縮ですが、掃除が終わったところ。いくらかマシという程度ではありますが…。巣の回りも掃き掃除し、消毒して水を流し、ヒナをそっと戻しました。ヒナはあまりうれしくないようでしたが、さっと奥の「定位置」に戻りました。
 ヒナを入れておいたバケツには、「トリサシダニ」と思われるダニが5匹くらい。またフンにはコバエの幼虫がわいており、なるほど去年のピヨスケの時より、気温も高く、湿度も高い季節である分、環境は劣悪です。今回は奥の方まではやりませんでしたが、この状態+季節ですと、全体の箱ごと新しくしてしまい、巣材もあらかたフンで埋まっていますので、撤去して何か代用物を置くほうがいいような気がします。問題としては、狭い場所ですから、作業性が極めて悪く、よほど手順をよく検討してからでないと困難が予想されることが挙げられます。
 南側は特に変化ありません。羽根が少し伸びた程度。湿気のために、巣がにおうのが気になりますね。こちら側は、隣家のベランダも、1メートル先の壁一枚で接していますので、なんらかの検討を要するかと思います。成長度から見て、巣立ちは北側より遅いのではないかと思います。


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