巣箱の掃除

 巣の中には、ヒナが入っています。ヒナは飛んでいくことが出来ないので、その場にフンをします。そうすると、ヒナが巣立って飛んでいくまでには、相当な汚れになってしまいます。放っておいてもいいのですが、あまりに汚いのは、私たち人間が見るときにも、いやーな感じになるものです。そのため、卵が産まれてからヒナが巣立つまで、3回くらいは掃除をします。そんな掃除の実際をご覧に入れます。なかなかに生き物を見守るというのは大変ですが、まあ身近に生き物の成長を見るのですから、仕方ないと思います。

※この項は、とても汚い画像を含みます。食事中、食前などの閲覧はお勧めできません。十分ご注意下さい。


掃除用具の画像です

 さあ今日は掃除をするぞ!、というとき、まずは用意が必要です。生きているヒナがいるので、なるべく短時間に、要領よく進めないと、親鳩さんやヒナ自身が不安を感じることになるでしょう。
 用意した掃除用具。上から消毒液を作るためのバケツ(薄ピンク色)、巣皿にはめる新しいワラマット、ピンク色のキャップは「ブリーチ」という殺菌漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム液)、下に行ってひしゃくとヒナを入れておくバケツ(底に新聞紙を敷く)、新聞紙の固まり、です。

外の画像です

 まずはカラスがいないか、入念に確認します。ヒナの姿が見えると危険かもしれません。屋根の上、電柱の上などよく確認します。

汚れた巣の画像です

 うわぁ汚い…。ヒナは自分のフンに囲まれるような感じ…。

巣箱近くの画像です

 巣箱の近くですが、親鳩さんなどが落とすフンが、やはり所々目立ちます。左下に見えるブラシが活躍しそうです。

ヒナをバケツに待避させた画像です

 ヒナはまずバケツに「避難」させておきます。手ですくうように持ち、そっとバケツに移します。新聞紙を敷いておくのは、ヒナの足が滑りにくいようにするためと、鳩はびっくりしたり、緊張するとフンをしますので、それを受ける目的もあります。


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