餌入れを作る続き



 一応餌入れらしい形になってきました。

ヤスリで整形している画像です

 木工用ヤスリを使って、正しい線が出ていないところ、角度が正しくないところなど、カッターでは修正しきれないところを直して行きます。特に鳩の首や頭が通るところなので、トゲがたったり、つかえたり、ケガをすることが無いように、念入りに行います。

底の裏側にシリコンゴムを流している画像

 フシの中央部は、やや強度的に弱そうでした。鳩はかなりな勢いで、ガツガツとつついて食べますので、中央部に穴があいてしまう可能性が、無いとも言えません。そこで何か補強を入れようと思ったのですが、あれこれ考えた末に、シリコンゴムをおおよそ平らに伸ばして固め、ゴムの弾力と接着力で、底全体に強度を持たせることにしました。液状のシリコンゴムを流し込んで、重りも兼ねることも考えましたが、練り歯磨きのようなゴムが、時間とともに酸化して固形化するタイプのシリコンゴムを使いました。この方が底に対して平行に流せます。
 また、シリコンゴムは安定的な物質で、経年変化しにくく、安全性も高いなど、利点も多いものです。

シリコンゴムを底面に塗ったところの画像です

 シリコンゴムを流し終わったところ。寒天のように見えるのが、シリコンゴムです。まったく平らにはなりませんでした。もう少し固めのゴムのようです。

雨よけの屋根を切り出す準備をしている画像

 今回の餌入れ製作で、ぜひ盛り込みたいと思っていたことに、雨対策がありました。風を伴う雨の場合、これまで使用していた餌入れは、雨が降り込んでしまうのです。鳩は雨風関係なくやって来ますので、雨の日でも乾いた食べ物が食べたいのではないかと思います。夏場は腐りやすいですし…。それで屋根を付けることは、当初から考えましたが、簡単に取り付けられ、交換も可能など、材質を検討した結果、薄手のベニヤ板にすることにしました。画像はおおよその形をケガいているところです。竹は自然材料なので、当然真円形ではありません。そのため少しいびつな形の屋根になります。

屋根を切り出しているところの画像です

 大まかにカッターで、ベニヤ板を切り出します。多少ずれていても、あとでヤスリ修正できますので、問題ありません。屋根板は、前側のみ少しせり出したようにし、雨が入りにくいようにします。


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