自転車や私物の廊下留置

 消防法上は、いけないことなのですが、まあ黙認されていました。自転車置き場は、絶対数がやや不足しており、雨風が防げない構造のため、盗難のことも考え、廊下や玄関前に置く人が多かったためです。また、特に完成が早かった棟は、設備が充実してない部分があり、長物などを置くための物置が無いこともあり、私物の留置にも甘いところがありました。

廊下に置かれた自転車と私物の画像

 これは知人宅(その後転居)。隣(手前)が空き家なので、そちら側にも私物を置いて、入居者があるように見せかけて、防犯に役立てたそうです。これは管理事務所の了解を取っていたとか。玄関ドアを、面格子の窓とツライチに設計すれば、その分玄関を広くでき、自転車が収納できたかもしれないのに、そういうことは最初から考えないのがUR。奥まった玄関ドアは、防犯上もあまり良くないですね。それでいて、窓の下にエアコン室外機が一応置けるようになってはいますが、奥行き寸法がギリギリで、室内に配管がモロ出しになってしまうなどというちぐはぐな設計。雨樋が廊下に出ているのも、車椅子などを通すときにじゃまです。


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