中央西線の103系
中央線には東京−高尾間の首都圏の他、通称「中央西線」と呼ばれる名古屋圏にも、72系の置き換え用に首都圏から転属した103系が配置されていました。非冷房車が多かったのですが、冷房化がすすめられ、JR東海に引き継がれた103系となって、JR東海色に塗り替えられたりしました。その後ラッシュ専用車となった後、4扉ロングシートが次第に時代の要請にあわなくなったことなども手伝って、現在では全廃されています。
なおクモハ103−18のみは、現在美濃太田運輸区で保存車輌となっているようです。
国鉄時代のスナップですが、蒲郡駅にて。クハ103−80…と続きますが、3輌目はモハ102−81でした。白表示の前面幕(のちに「中央線」と表示)や、側面のサボ受けが珍しいです。よく見るとATS−Bを撤去していないようですね。1979年夏。