武蔵野・京葉線の103系続き



 京葉線の103系では、なんと「直接駆動電動機」(DDM=ダイレクト・ドライブ・モーター)試験が行われ、モハ103−502号を供試車として、試運転を繰り返し、さらには営業運転に投入して、試験が行われました。友人のEH500氏から、関連する貴重な画像をお借りできましたので、少しご紹介します。以下全て撮影は2002年5月から6月。EH500氏。

モハ103−502号の画像です

 大宮工場ピット線で整備を受ける、モハ103−502号。モハ103を名乗ってはいますが、床下機器は大半交換され、VVVFインバータ制御に改造されています。また、サハと差し替えて組み込みが行われた関係で、この車輌を含む編成は7M3Tとなり、モハ103形が2輌連続して連結されるという珍しい形態となりました。

モハ103−502号のインバータ画像です

 モハ103−502号に搭載されたインバータ装置。中央がステンレスの箱になっており、ガムテープで配線が仮付けされています。いかにも試験という感じ。

直接駆動電動機の画像です

 SEA−517形直接駆動主電動機です。放熱フィンがたくさん付いており、車軸を隠すように着けられているのがわかりますね。車輪が黄色いのも、文字通り異色です。

DDMの銘板画像です

 DDM=ダイレクト・ドライブ・モーターの銘板。形式や製造番号などがわかります。2002年3月製で、1.14トンの重量があるのですね。

クモハ103−120号の画像です

 同編成内で、中間に組み込まれたクモハ103−120号。残念ながら、先頭に出て走ることはありませんでした。運行番号表示窓が埋められています。ATS−P搭載に伴う、機器スペース捻出のためです。


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