大宮工場ピット線で整備を受ける、モハ103−502号。モハ103を名乗ってはいますが、床下機器は大半交換され、VVVFインバータ制御に改造されています。また、サハと差し替えて組み込みが行われた関係で、この車輌を含む編成は7M3Tとなり、モハ103形が2輌連続して連結されるという珍しい形態となりました。
モハ103−502号に搭載されたインバータ装置。中央がステンレスの箱になっており、ガムテープで配線が仮付けされています。いかにも試験という感じ。
SEA−517形直接駆動主電動機です。放熱フィンがたくさん付いており、車軸を隠すように着けられているのがわかりますね。車輪が黄色いのも、文字通り異色です。
DDM=ダイレクト・ドライブ・モーターの銘板。形式や製造番号などがわかります。2002年3月製で、1.14トンの重量があるのですね。
同編成内で、中間に組み込まれたクモハ103−120号。残念ながら、先頭に出て走ることはありませんでした。運行番号表示窓が埋められています。ATS−P搭載に伴う、機器スペース捻出のためです。