埼京・赤羽線の103系

 埼京線は、東北線、赤羽線、山手線の別線扱いで、正式な名称ではありませんが、表示などに準拠しました。
 さて、埼京線の103系は、東北新幹線への土地提供の見返りとして、東北線の西側をショートカットするルートで建設された路線です。赤羽から新宿よりをのぞくほぼ全区間が、東北新幹線に腹付けされていて、併走するという珍しい路線でもあります。ここも開業時からしばらくは、山手線・赤羽線から転用の103系が運用されました。モハ103,102の901,902号ユニット(試作車)が、最期を迎えた地でもあります。

埼京線新宿延長のヘッドマークを付けた103系の画像です

 埼京線は当初大宮−赤羽−池袋間の運転でしたが、1986年3月3日新宿まで延長されました。JRになってから恵比寿までさらに延長され、現在湘南新宿ラインとしても利用されていますが、2002年12月には、路線はさらに大崎まで延長され、りんかい線と相互乗り入れも開始されました。
 写真は新宿開業時の記念ヘッドマーク付きの編成。新宿で折り返すところです。


赤羽線を表示したクハ103−271カナリア色時代の画像です

 赤羽線のラインカラーは黄色5号でした。地平時代の赤羽駅に停車するクハ103−271。山手線からの転属車ですが、中間車に電源MGが無いので、クーラーが稼働させられず、非冷房状態のようです。「赤羽線」の表示も懐かしいですね。1980年夏。


赤羽線の103系電車画像です

 東武の8000系と並ぶ赤羽線103系。池袋駅では、このように東武車と並ぶ風景が見られました。この線路は一度撤去された後復活していますが、東武側に壁が出来て、電車が並ぶ風景は見られなくなっていると思います。池袋駅、1979年頃?。「Aコレクション」より。


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