総武線各駅停車の103系

 総武線の各駅停車(千葉−御茶ノ水−三鷹間)にも、103系は比較的最近まで使われていました。新製冷房車が多く、転属車も含めていろいろなバラエティの楽しめた路線です。

元試作冷房車クハ103−179号の総武線時代の画像です

 前日の大雨による御茶ノ水駅築堤崩落で、全列車飯田橋止まりで運転される総武線各駅停車。先頭はクハ103−179号で、元冷房試作車です。1970年、山手線に登場した試作冷房車。AU73〜75Xという試作形の冷房装置を装備していました。当初は1灯式ヘッドライトにユニットサッシ、行先表示器なしという姿でした。写真の時代のこの編成は、中間車は新製冷房車になっています。新宿にて。1989年8月末。

 中央線の201系化に伴い、同線の103系が転属してきて、しばらくの間オレンジ色のまま走行したことがありました。

総武線各駅停車の103系の画像

 見事にオレンジ色のままのクハ103形。ごらんのような「総武・中央線各駅停車」というステッカーを貼って、誤乗を防止しながらの運転でした。この車は高運転台非ATC車のタイプです。もちろん、のちに黄色へ塗り替えられています。
 国鉄末期には、山手線からの転属クハが、黄緑色のまま走るのも見られました。1981年頃?。駅不明。Fコレクションより。


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