108号から外へ出ますと、旧500形の502号運転室部分が、カットモデルになって保存されていました。現役当時そのままですが、ワイパーが「部品取り」されています。
ちなみに後ろ側はこんな感じです。これまた現役当時の姿を残していますが、放送装置関係?(右上)が取り外されているようです。車番の文字や銘板は残されています。小田急車輌工業の銘板は、比較的珍しいと思われます。切断面もきちんと仕上げられており、違和感がほとんど無いですね。
502号の後ろ側は整備車庫内ですので、今度はそこを見学します。棚に置かれているのは主電動機。見えるだけで6個あります。これらは予備品でしょうか。今回は入場車が無かったようなので、予備品としては数が多そうに見えますが…。右側の棚の下段には、密着連結器が置かれています。相当な重量だと思いますが、アングル材の棚は丈夫ですね。床面のレール下には、何か隠れた装置がありそうです。
庫内の展示車は、1001−1051号でした。登場40周年のヘッドマークが付いています。この車の登場40周年記念乗車券を先行販売していたので、その意味もあるのでしょう。画像は空気圧縮機HB−1500。1001編成と1002編成は、当初DH−25形を付けており、これは後年の交換です。一応模型化資料に撮影。
もう外見などはいつもの車輌そのものなので、内部を少し見ました。危険防止のため、電源が通っていないので、車内は暗いです。しかしブルーリボン賞のプレートは今もちゃんと取り付けられています。運転台真後ろには、フラッシュ撮影禁止のステッカーが貼られています。以前は無かったのですが、最近鉄道ファン以外の人で、理由を知らない人が多いためでしょう。