外のテントで、物販を見ます。
いつものように、電車の解体部品を売っていました。もう13時ころにはめぼしいものはないようでしたが、クモハ103のドアスイッチ(右下)や、銘板類多少(左奥の台の上)、クロ253のクロハ253への改造で取り外した読書灯(左側の人のさらに向こう側)や、国鉄マーク入り灰皿、アンプ(103系用)など、そこそこそれなりのものはありました。
なぜか1台だけ売れ残っていた、武蔵野線の幕入りクハ103−566号の側面行先表示器と、路線図枠など。行先表示器は15000円ですが、汚れが汚い以外は、特に問題ない様子でしたから、どうして売れ残っていたのか?…。
筆者はクハ183−1500番台の銘板を購入しました。
部品以外のものを売るブースも、盛況でした。各種おもちゃや、雑貨など。また伊豆急行のブースもあり、乗務員時刻表(スタフ)や、限定品の定規などを売っていました。筆者もスタフは購入してみました。
物販のテントをあとにして、廃車解体棟というところに行くと…。使命を終えたモハ102−2005が解体されているところでした。台枠の上で切断され、裏返しになった哀れな姿でしたが、こういうところを参加者に見せるのも、一つの見識ではないかと思いました。私たちが日々利用している電車が、どうやって生まれ、どう保守され、どう壊されていくのか。それを見るのも、輸送の仕事の厳しさや大変さを理解することになると思います。
このモハ102−2005号は、1980年頃豊田電車区に新製配置(中央快速)、その後総武線に回り津田沼電車区へ、JRに移行後幕張を経て、南武線に移動(中原電車区)、205系に置き換えで廃車(2004年)、ここ大船の地で解体ということになったようです。さようなら103系。