三鷹駅・電車区75周年記念イベント続き


E231系の台車ディスクブレーキの画像です

 このように、通常見られないアングルから撮影できるのが、施設公開の醍醐味でもあります。E231系の台車ディスクブレーキ付近です。


E231系TIMS箱の中の画像です

 E231系に搭載されている、TIMS箱の中を見せていました。編成全体を総合的にコントロール、監視、診断するシステム、TIMSの中身は、思うよりはコンピュータっぽくないです。しかし103系などのスイッチがたくさんというような電車のイメージとは、全く異なるもので、やはりE231系が、良くも悪くも「次世代通勤電車」であることは、間違いないです。


VVVF装置箱の中の画像です

 こちらはVVVFインバータ制御装置箱の中です。右側に網のかかっているところが、素子冷却部分らしいです。2組同じものがおさまっていますが、MMユニットの2輌のモハを、集中しておさめてあるためです。ケーブルやコネクタが目立ち、これまた電車らしくないかもしれません(笑)。


E231系の床下構造の画像です

 E231系の床下構造を下から見ます。通常駅などで、このような写真を撮ろうとしますと、次の瞬間我が身はバラバラになっていると思われます(笑)。…ので、このような場所でしか観察できません。床下から上を見上げた感じですが、波板状の向こうに向かって続いている構造物は、床板になっているキーストンプレートと呼ばれるものです。近くで見るとステンレス製です。横方向に四角い穴の開いたものは梁ですが、軽量化のために穴があけられているものと思われます。くねくねしたパイプは空気配管、平たい角材のようなもの(左手前から奥に向かって伸びる)や、細い丸パイプは配線と思われます。


踏面ブレーキの画像です

 E231系の電動車は、このように内側から車輪を締め付ける踏面ブレーキを持っています。右下に見える穴の開いたものは主電動機。ブレーキ装置は意外なほど単純な構造に驚きます。ゴムの蛇腹のようになっているところが、従来のブレーキシリンダーではないかと思われます。1車輪に1つずつ、直接ブレーキシューを車輪に押しつけます。簡単単純で、ロッドのようなものがないだけ、保守も楽でしょう。やはりE231系とは、従来の電車の概念を大きく覆す車輌であるようです。


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