特急ロマンスカー10000系の車内です。この車は喫茶カウンターのある3号車。リクライニングしないシートが不評なんだそうですが、乗車時間からすれば、しなくてもいいような気もします。
ロマンスカーには、カード式公衆電話が、今でもあります。喫茶カウンターの反対側ですが、筆者も一度だけ通話したことがあります。それにしても今でも現役とは驚きました。ちなみに展示中も通話可能でした。10043号車内にて。
小田急最初の高性能車2200系、2200形です。1954年から新造された形式で、直角カルダン駆動を採用しています。この車輌は1965年頃のイメージで保存車としているようです。車内見学をしないと撮影できない位置でした。もう少し考えて欲しいですね…。
車内見学の列に並ぶと、9007号の写真も撮れるということになっていました。こちら側は「回送」表示ですね。またこの9007号は、向かって右側だけ、通過表示灯が隠されているのが珍しいです。9000系のデビューは、1972年の冬でしたが、経堂駅の構内踏切のところに、ある日忽然と姿をあらわしたのでした。まさに当時新時代の小田急を象徴するものと思えたのですが、その衝撃的なデビューをした9000系も、もう全廃が近づいていることに、驚きを禁じ得ません。しかし、電車の寿命としては、33年に渡るのですから、短いとも言えず、「よくがんばった」と言うべきなのかもしれませんね…。