小田急電鉄さよなら9000形フェスタ

 1972年の登場以来、地下鉄に地上運用にと、活躍を続けてきた小田急9000系。老朽化と、世田谷区内一部地下化の計画の中、廃車が開始され、ついに2006年3月17日、営業運用終了となり、さらに、この5月13日に唐木田の車庫で行われたイベントを最後に、姿を消すことになりました。
 小田急電鉄の中にあって、特に優美なスタイルをほこり、日本中から一部は世界にも影響を与えたそのデザインは、今日でも色あせることはなかったばかりか、今なお新鮮であると思えます。そんな、私たちが小さいころからデビュー・活躍を続けた車輌が、本当に姿を消してしまうというのは、かなり衝撃的な出来事ではありました。そこで、この「小田急電鉄さよなら9000形フェスタ」に出かけて、最後の姿を写真におさめるなどしようと思ったわけです。

唐木田駅前の画像です

 当日はあいにくの雨。さらに朝方から、千代田線内の保安装置故障の影響で、ダイヤが乱れ気味でした。
 会場となったのは、小田急の唐木田検車区。駅前にはポスターが出ていて、「のぼり旗」にしたがって進め、とあります。左側にそののぼりが写っています。会場はそれほど遠くはありません。


遠目に見える会場内の画像です

 なんだかすごい行列が…。天気が悪いので、みな傘をささざるを得ず、それが混雑に拍車をかけているようです。これで検車区の上にある駅前広場を抜けたところあたりからの撮影です。おめあての9000系が見えます(右側の電車)。


会場に続く行列の画像です

 会場内に続く、行列の画像。左下に見えるピンク色矢印の位置が、目的の9000系電車ですが、それを撮影する列が、会場内をさんざん蛇行した上で、ここまで続いているということでした。約2時間待ちだとか…。やっとれん…(苦笑)。


行列の画像です

 ようやく会場内に着き、部品即売の列が短かったので、並びました。となりは9000系の新宿方を撮影するつもり人々の列。これが上の画像の列に続いているのです。画像右側に列は続いて、何度か蛇行して、電車の先頭に。後側は左上に見えるピンク色矢印に続き、さらに右上の赤矢印の位置まで…。こんなのに並んでいては、閉会までに撮影できるかどうかわかりません。


小田急などの物販ブースの様子です

 会場内のテントでは、小田急電鉄をはじめ、近隣私鉄などの物販ブースがありました。しかし、足元はぐちゃぐちゃ、小田急のブースは、記念パスネットを求める人々などで、約250メートルほどの行列が…。いちいち全てが行列なので、うんざりです。


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