運転開始当初は、このようにヘッドマーク無しで運行されました。側面ドア上に「蘭・世界大博覧会」の文字が、これもステッカーで入れられています。シンボルマークも、「蘭」の文字の前に見えます。側面には2−3ドア部付近に、下から緑、帯色のローヤルブルーを活用して、その上に青緑、青、明るい赤、ピンクの斜め帯が入れられています。したがって帯の太さは、全てローヤルブルーに合わせ、30センチと考えられます。要検出場に合わせたのか、台車がきれいになっている8054編成による、急行新宿行き。玉川学園前−鶴川間にて撮影。1987年3月頃。
夕日を浴びて行く8154号と5253号の連結部。上の画像と同じ列車を後追いです。装飾の感じはこんな感じ。イベントカーは4連2本、6連2本の合計20輌が用意されました。時にはうまく10連で走ったようですが、当時の小田急は編成での併結・解放を1日に何度も繰り返す運用だったため、なかなかきっちり10連での運行はなされませんでした。
運行開始からおおよそ1週間くらいたった後ではなかったかと思いますが、ヘッドマークが付きました。「オーキッド号」というもので、シンボルマークをあしらって、それを取り巻くように蛍光オレンジ色の文字が入ったものです。成城学園前を発車して行く8562他。現在この位置は、複々線化で全く様子が異なります。
同じくヘッドマーク付き8562他。文字の位置は、各車輌とも向かって一番左のドア真上です。反対側も同じ。したがって模様は点対称になります。
蘭・世界大博覧会は、新宿の小田急デパート催事場でも、付帯イベントを開催していました。ランの展示もあったように記憶しています。博覧会終了後も、秋までロゴと文字、ヘッドマークを外し、統一車内公告の「イベントカー」として、車輌は帯もそのまま運行されました。画像は下北沢駅を発車して新宿へ向かう急行。
ヘッドマークが、比較的わかりやすい画像が出て参りましたので、お目にかけます。やはり文字が蛍光オレンジであるのがわかるかと思います。同日、下北沢駅にて。