身延線旧形国電1
身延線は、飯田線と並んで比較的最近まで旧形国電を使用した線区です。この線には何度か乗りに行きましたが、話題の珍車62系には、ついぞ乗れずじまいでした。
富士駅の身延線ホームに待機するクモハ51826。縦長のHゴム正面窓が特徴です。このあとはサハ45008…クハ47008と続きます。リベットありの原形クモハ51の改造車で、2桁の運番表示窓、大鉄形通風機など関西形の車ですが、箱サボ入れはついています。1978年夏撮影。
クハ47001号の運転台の様子です。信じられないほどシンプルな構成ですね。運転台パネルなどというものはありません。垂直に立っているマスコンとブレーキ弁は、長時間の運転にはつらそうです。1978年夏。
身延線にはクモハ60形も多く配置されていました。御殿場線からの転属ではないかと思われるクモハ60804号です。車内が淡グリーンの塗りつぶしでした。2輌目はクハ47061号ですが(以下クモハ51812+クハ68019と続く)、これもまた超ロングシートで、こちら側2輌は続いてロングシート車ということになります。前面向かって左側の丸い木枠の窓が珍しい構造です。ホロ枠なしの関東タイプです。1980年春撮影。