日付印字機
天虎式という、切符の日付印字機を入手しましたので、割と最近の日付が打てるものを紹介します。
関東の私鉄で使われていたもので、相当使い込まれています。茶色いのはタバコのヤニでしょうか(笑)。
日付の変更は、専用の金具を使用して、このように行います。正方向(数字が大きくなる方向)にしか、回せません。この印字機で出せる数字は、年のところ十の位は「−,1,2」、一の位「0〜9」。月のところ十の位「−,1」、一の位「0〜9」。日のところ十の位「−,1,2,3」、一の位「0〜9」です。したがって19月39日などという、あり得ない数字も一応印字できます。
切符が通るときには、このように「はんこ」になっている部分の右側にある「あたり金具」に切符の側面が当たり、「はんこ」と、下側の丸いリング状の金具で押さえつけるように切符に印字します。印字部分右側に見える黒い棒状のものは、ストッパーのゴムです。印字の高さは、右下に見えるボルトとナットで調整できます。
模擬硬券に実際に印字したところです。画像を撮影した日の日付にしてみました。ある程度の厚みのあるものなら、通せさえすれば、基本的に何でも印字できます。