鉄道部品資料館

 珍しい、またはそれほどでもない、各種いろいろの鉄道関連のグッズ類を、思いつくままに紹介するページです。筆者らがお財布の状況に合わせて入手した部品類をご覧下さい。もちろん盗品はありません。


銘板類

車内形式番号板の世界

ランプ類

●ポイント転轍灯の点灯化

日付印字機

小田急2600系

小田急線電車表示幕など

小田急ロマンスカーLSE7000系展望室ダウンライトを点灯化する

485系側面ナンバー別板張り替え

旧形客車デッキ灯点灯化

相模鉄道モハ6012号ナンバー別板張り替え

愛称板類

サボ板類

205系電車ドアガラス利用テーブルの製作

電車車体ナンバープレートコレクション

車止標識を点灯化する

ブレーキ弁ハンドルの修理・復元1

ブレーキ弁ハンドルの修理・復元2

ブレーキ弁ハンドルの修理・復元3

電車・気動車用ブレーキハンドル・柄の取り外し方

●その他ブレーキ弁ハンドルを含む雑品は下に↓

●車内放送用チャイム音:(このページに戻って来るには、ブラウザの「戻る」ボタンを利用して下さい)
ハイケンスのセレナーデ(客車用)
気動車用
鉄道唱歌(電子音)
ひたち1
ひたち2
ひたち3
鉄道唱歌サロ189−10用
鉄道唱歌(市販オルゴール)

●踏切警報音発生装置の音(あの「カンカン」という音です。鉄道模型レイアウトなどにご利用になれます。mp3形式またはwma形式です):このページに戻って来るには、ブラウザの「戻る」ボタンを利用して下さい)
三工社旧タイプ
三工社音量調節可能タイプ1(ややくぐもった音)
東邦電機工業高音タイプ NEW!
東邦電機工業通常音タイプ NEW!


国鉄形電車の扇風機中央のカバー画像

 今やほとんど過去の車輌となった、「国電」103系や115系などの、扇風機中央部に着けてあったカバーです。いずれも国鉄を示す「JNR」のマークが刻印されています。下の比較的小さいのは、113系・115系の運転室内のものだそうです。


B寝台のプレート画像です

 B寝台車の入り口?に掲げられているプレートです。アクリル製です。24系のものらしいですが、よくわかりません。昔大阪の業者の、東京出張販売会(と言えば、どこだかわかる方にはわかるでしょうが)で入手しました。


ATS装置の警告ベル・チャイムの画像です

 クハ115の廃車発生品の、ATSチャイムとベルが手に入りましたので、鳴るようにしてみました。いずれも停電時に、バッテリーからの電源で作動するように、DC100V仕様なので、ACをDCに簡単に整流する回路を組み(下の木箱)、それから端子台へ結んで、運転室ブザーのボタンをスイッチとして使い、鳴るようにしてあります。

 中央の縦向きの箱が「ベル」で、ただジリジリ鳴るだけです。これは本来赤信号に接近したとき鳴ります。

 左の横向きの箱が「チャイム」で、「キンコンキンコン」と鳴ります。これは少し配線に手直しが必要で、ATS−P取り付けの時?に改造されていたようです。実際の運転ではATS確認ボタンを押した後鳴り続けます。


サロ183−10の外板ナンバーの画像です

 廃車となったサロ183形のナンバープレート(外板用)。別板に張り替えてあります。文字は普通にナット止め。板はアルミ板で塗装はなんと鉄道模型用カラースプレーを使用。赤色の「横軽対策車」マークは、市販のカッティングシートに、これまた鉄道模型用の赤2号を吹き付けて貼り付けてあります。見栄えはなかなかですが、置いておく場所が…(笑)。


国鉄形灰皿の画像です

 一昔前の車輌に多用されていた灰皿です。これは新品ですので、中が灰で真っ黒ということはありません。上部のJNRマークも今となっては…の感がありますね。禁煙車が当たり前の昨今では、もうこのようなものも過去の記憶に埋もれてゆくのでしょう。


ブレーキハンドルの画像です

 電車・気動車用のブレーキ弁ハンドル9本。右から3本と左から3本は旧日本エアブレーキ(現:ナブテスコ)製、中央3本が三菱製です。互換性はありますが、微妙に寸法の異なるところ(例えばRの取り方や、柄の取付部寸法など)があるのがわかります。一番右のものは、比較的最近のものか、ハンドルのはめる部分(頭部)に、大きな「→」付きのステンレス板が張ってあり、さらに頭部側面にネジ穴があります。最近の電車・気動車は電気指令式ブレーキ化の進行で、ハンドル作りつけの車輌が多くなっていますが、それに伴って、このようなハンドルも過去のものになってしまうのでしょうか?。いずれもネットオークション落札品です。

 その後多少の「出入り」があって、2020年秋現在のブレーキハンドル保有品は一般的な形状のものが11本になりました。

ブレーキ弁ハンドルの画像です

 上段左から5本は三菱のもの。上段一番右は日本エアブレーキのもので、柄の形状が少し異なるもの(下参照)。

 なお、ブレーキハンドルは三菱と日本エアブレーキ(現:ナブテスコ)の2社が製造していたようですが、戦前は柄も金属であったようです。これは機関車と同様に一体で製作したためでしょうか。
 木製になってからの柄は、操作感に影響するためか、メーカーが異なっても極力同じ形状に作られています。ところが、最近気づいたのですが、旧日本エアブレーキのもので、わずかに柄の曲面形状が異なっているものがあり、これの理由がわかりません。

ブレーキハンドルの画像です

 左のタイプの柄が一般的なように思えますが、右側の少し丸っこい感じの柄も時々見つかります。2種類の規格があるということなんでしょうか。また、頭の位置を合わせて置き、そのまま撮影したつもりですが、微妙に右側のもののほうが全体的に少し長い気もします。

ブレーキ弁ハンドルの画像です

 三菱のものを集めてみました。左3本と、右端1本は普通の「スリーダイヤ」マークの浮き出しですが、右から2本目だけは、「○に三菱」のマークになっています。これは気動車用と電車用の区別でもあるのかと思っていたのですが、そこを分ける意味も無さそうですし、旧形国電の弁体に、「○に三菱」マークのハンドルがはまっている画像を見たことがあります。そうすると、工場の違いとかありますかね…。これについてはよくわかりません。
 右側2本の柄は、良い材を使っていそうです。つまり樫木を加工してありそうです。

ブレーキ弁ハンドルの画像です

 一方これらは日本エアブレーキとナブテスコと思われるもの。三菱のものと比べると、わずかに木製柄の部分が長いです(金属部分で、柄とハンドル本体がつながる段のついた部分の長さがわずかに短い)。三菱の弁体に日本エアブレーキのハンドルははまらないなどということは無いので、基本規格は共通化されていますが、金属部分全体の曲面の取り方などにも、わずかな違いが見いだせます。
 ところで、「日本エアブレーキ」のマークは、「日」の字に○のようなマークですが、よく見ると左下が欠けていて、正円にはなっていません。どう読むのかがわからないマークですが、よく「日立」のマークと間違えている人がいます。そんな日本エアブレーキマークも、会社名が「ナブコ」、「ナブテスコ」になった頃から無銘になったようです(いちばん右)。ただ、マーク消失が本当に会社名変更に伴うものなのかまでは、調査不足でわかりません。

ブレーキ弁ハンドルの画像です

 同じ日本エアブレーキ時代のハンドルでも、弁体にはめるところの上面が真っ平らなもの(左)と、ゆるめの曲線で面取りされているもの(右)が見つかりました。上面をなんらかの理由で削ったのかと思って、弁体にはめる部分の寸法も見てみたのですが、他のものと変わりませんでした。そうすると、ユーザーの希望なんでしょうか。だとしたら、何の目的で?。
 また通常日本エアブレーキのハンドルには、弁体にはめる部分右上にも陰刻があるものが多いです。

日本エアブレーキブレーキハンドル陰刻の様子画像

 これは右側に日本エアブレーキの陰刻と、左側に花模様と「大」という文字の陰刻が施された例です(このほか、他に○に「N」というものも見つかっています)。上画像のものも、右のものの上には会社マークの陰刻が見て取れますが、左の上面を面取りしてないものでは、その陰刻も見つかりません。今のところ会社のマーク以外の陰刻の意味はわかりません。

ブレーキ弁ハンドルの画像です

 ナブテスコかナブコになってからのものと思われる無銘のハンドル(左)と、日本エアブレーキ時代のハンドル(右)のとの比較です。仕上げ、形状、曲線の取り方、細かい寸法などに差が無いので、左側の「無銘ハンドル」も、ナブテスコ製と見て間違いないかと思われます。

大阪市営地下鉄ブレーキハンドルの画像

 一部の交通事業者では、特殊な形状のハンドルが使われている場合があります。最近の作り付けハンドルなどは、その最たるものかもしれませんが、1960年代に、既に電気指令ブレーキを導入していた大阪市営地下鉄(現:大阪メトロ)では、このような不思議な形状のハンドルを使用していました。

大阪市営地下鉄ブレーキハンドルの画像

 これは上面から見たところですが、はめるところには空気穴のような小さい穴が空いています。弁体はハンドル守りが無く、ハンドルを落とし込むように差し込むと、7段のブレーキ位置と、非常抜き取り位置があるもので、結構回すのに力がいります。また各ブレーキ段では、「ガチャッ」とラチェットが刻まれ、動きはあまりスムーズではありません。

大阪市営地下鉄ブレーキハンドルの画像

 大阪市営地下鉄ブレーキハンドルを後ろから見たところ。六角形のボルトが尻部にありますが、これで本体と木製の柄を固定しています。固定の方法そのものは、通常のブレーキハンドルと同じです。また、鍋の柄でもこういう止め方ありますよね。特徴的なのは、ボルトは常に露出しており、木栓がはまっていないということでしょう。また手で握る部分の形状も独特です。はめる部分(屋側)は、他との区別のためなのか、画像手前側に直方体の突起があり、専用の弁体にしかはめられないようになっています。
 札幌市営地下鉄も同様なハンドルを用いていますが、突起部などの形状が少し異なっています。また、東京の営団地下鉄も、丸ノ内線300形から、ハンドル差し込み部は同様な形状の弁体を用いていますが、ハンドルはまた形状がかなり異なり、全金属製なことも含め、不思議な感じです。


営団地下鉄マークの画像です

 東京メトロになって消滅した、「帝都高速度交通営団」の車輌取り付けマーク。色と大きさからして、7000系のものと思われます。あまり状態は良くなく、塗料の剥離が見られますが、今後見られませんから、まあ歴史的資料ということですね。周囲にはゴム質のコーキング剤が残っています。
 「Subway」などの「S」を変形させたデザインとされています。


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