
柄尻の栓を抜いてみましたが、どうしてもネジが回りません。叩いて回すタイプのねじ回し(頭を叩くと回転する力が発生する特殊な工具)も使用してみましたが、ビクともしません。そのうちにネジ頭をなめそうになるので、何らかの固着が起きているものと判断し、やむを得ず柄を切断することにしました。後ろの方から普通に鋸で横に切っていきます。そのあとマイナスドライバーで割るようにしながら、少しずつ樫木で出来た柄を外して行くわけです。

ようやくここまで来ました。これでネジが回ります。ネジの固着は、ネジにサビが出て、それが木部とくっついてしまうことによって発生していました。ねじ込み部分には影響がなく、一安心です。その後残った木の部分は全て割って外しました。

とりあえず新しい柄をはめるだけはめてみます。寸法にも特に問題はありません。右側の出っ張りは、新しい柄尻の栓です。

取り外したネジ。この全体をおおい、少し膨らんだサビが固着の原因でした。

ネジのサビを落とします。これをやっておかないと、同じことが起きてしまいます。サビで膨らんだ部分をヤスリで平らにならします。

おおよそきれいになったネジ。さすがに新品のようピカピカにはなりません。

オイルスプレーを十分噴射し、その後余分をふき取ります。