主として手動式の転轍機標識として使われるもので、中に防振白熱電球を入れ、普通は常時点灯させておくものです。構造としては、4方向にレンズがあり、そのうち1カ所は電球のカバー兼用になっていて、上に引き上げることで中の電球を露出させられます(画像右半分)。
上部は通風口になっていますが、内部に各所とも雨が入らないような構造になっています。下の部分は地面から立つ棒に差し込んで止められるようになっています。
本品は、外装はきれいだったのですが、中の電球ソケット部はサイズの合わないものが入っていました。おそらく車止め標識のものの流用になっていたのだと思われます。そのため、他のジャンク品から電球台座など一式を流用することにしました。
ところが、ひどく錆びているので、電球ソケットを一度外して錆止めをしようとしましたが、ソケットの止めねじが外れません。
やむを得ず、陶器製の電球ソケットをタガネで破壊して外します。ネジ部分を壊すだけです。
金槌とタガネで破壊して外しました。
ネジはこれでも回らないので、喰い切りという切断工具でネジを切断します。