イベントで、側面のナンバーのところの外板を切ったものを入手しました。

小田急2600系側面車輌番号板の画像です

 さすがに実際の外板を切ったものは、汚れや傷みが結構あります。裏側はコーティング剤のようなもので固められており、更新時に水密化がはかられたようです。この2821号は、多摩線での土砂崩壊に巻き込まれ、損傷したという経歴の持ち主でもありました。

アスベスト除去済みの番号板画像

 その後、本品は少量のアスベストを含むコーティング材が、裏面に塗られていることが判明したとして、小田急電鉄自身がいったん回収の上、コーティング材撤去と、再塗装をして下さいました。以前よりきれいになった表面。表面は正式な塗料で再塗装されました。そのため取り扱いに注意すれば、周囲から塗装が剥げてくるということがなくなりました。

アスベスト除去済みの番号板画像

 裏側。きれいにコーティング材が撤去され、黒く再塗装されています。これで心配ありませんね(まあ、コーティング材そのものは、固着しているものなので、ヤスリでこすって粉にして、さらにわざと吸い込むなどしない限り、大丈夫なはずですが、一応念のため、ということですね)。よかったです。ありがとう小田急電鉄さん。
 現在はボルトに金具を取り付け、ワイヤーで下げて飾っています。


スイッチ類の画像です

 乗務員室にあったスイッチ類から、三扉切り離しスイッチ(上)と、再開閉スイッチ(下)です。上はクハ2662号のもの、下はクハ2652号のものです。三扉切り離しスイッチとは、夏や冬などで、車内の温度を極力変化させたくない時に、片側4つあるドアのうち、1つを残して残りを閉め切るためのスイッチで、乗務員室ドアの真上に付いていました。

 再開閉スイッチは、ドアを閉めても閉まりきらないドアがある場合、そのドアだけを再度開けて閉めるためのボタン式スイッチです。押している間だけ、閉まりきらなかったドアが開き、離すと閉まります。


三扉切り離しスイッチ内部の画像です

 三扉切り離しスイッチの内部です。普通の単純なスイッチですが、大きな電流が流れるのか、大がかりなものになっています。家で使うには、部屋中のコンセントなどを集中管理できそうですが、電気工事士の資格がいりそうですね。


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