第31話に登場する由比ヶ浜付近
第31話(「マネビトさんがいっぱい」)は、熱を出して寝込んだ沙也加ママに代わって、コメットさん☆が星力を使わず、「ママになりきって」活躍する、それが自らの「かがやきみがき」になるというお話でした。ママの仕事は大変ですが、特にお店を開けて、その店番をしなければなりません。また注文の品物を、その人の家まで届けることにもなってしまいます。
ここでは、この回の由比ヶ浜周辺についてのみ触れます。この一連のページ撮影協力:Naka氏。
この回はコメットさん☆の移動にしたがって、めまぐるしく舞台が変わります。当初は藤吉家とその周辺、その後七里ヶ浜の海岸でケースケの貝殻通信機を聞くシーン、その後由比ヶ浜のお店、江ノ電車内、稲村ヶ崎駅から藤吉家へ…という流れです。
この過程で、お店を少しの間メテオさんにまかせたコメットさん☆は、自宅に沙也加ママの様子を見に帰ります(その詳細は「稲村ヶ崎駅周辺」に書きましたので、そちらも参照して下さい)。コメットさん☆は江ノ電で由比ヶ浜駅から稲村ヶ崎駅まで、304−354号車の編成に乗車して移動しますが、その間メテオさんは、お店の片づけと掃除を、自分の分身をたくさん、星力で出すことでやってしまおうとします。
太一くんのママと、パニッくんのママが、たくさんのメテオさんの分身が言い争いをしている「HONNO
KIMOCHI YA」の前を通りかかり、不思議そうに見ます。
一応そのカットを忠実に再現すると、上のようになります(笑)。沙也加ママさんのお店、「HONNO
KIMOCHI YA」は、由比ヶ浜に存在しているという設定ですが、その場所は、第3話で沙也加ママさん自身が、「ここ」と指さしているところから判断すると、「このあたりだろう」という場所は当然あります。しかし、その場所にモデルになったようなお店はありません。ですので、おそらく「このあたりだろう」と思われるお店の場所を推定・確定し、そこから逆に上の場所などを特定していきました。
作品中では、空に雲が浮かんでいます。2005年2月24日撮影。
このあと、沙也加ママさんの様子が映り、鎌倉山のバスロータリーのカットとなったのち、前半が終了します。
後半が始まってすぐ、江ノ電由比ヶ浜駅が映ります。
沙也加ママの様子を見たコメットさん☆は、ツヨシくんとネネちゃんといっしょに江ノ電に乗ったようです。乗車区間は稲村ヶ崎→由比ヶ浜ですね。そしてこの由比ヶ浜に着くや、急いで下車してきます。この時に映るのが、駅に到着し扉を開ける500形と思われる電車(多少窓配置が異なるようですが…)と、その2つ目のドアから下車してくるコメットさん☆と、ツヨシくん、ネネちゃんです(このアングルでは見えず、作品中でもそれは同じ)。写真右側よりのところから改札を出ます。実際には車掌さんに切符を渡さなければなりませんが、それは省略されます(笑)。
三人は手前に向けて駆けてきますが、左手前の古レールで作られた柵以外、ほとんどまったくそのまま描かれます。右側の部分は、この写真の撮影時点(2004年7月4日)では、工事をしていますが、駐車禁止の標識、看板の矢印、ローマ字化されてかすかに「YUIGAHAMA」と読める駅の駅名看板まで、極めて忠実です。
次いで、三人は走って海岸沿いまで出ます。この直前でツヨシくんが言う「メテオさんなんかにお店まかせるからだよ」から、同じくネネちゃんの「爆発させられちゃってるよ」は、本当に笑えます(メテオさん一応ちゃんと店番していてくれたのに…。しかも結構売れてたのに…。普段の行いがものを言っている?(笑))。
右側の建物の風抜き穴?が決め手となって、三人が走ってお店に向かうカットの場所は、ここであることが特定されました。三人はこの角を右に曲がりますので、お店はこれより右側にあることになります。2004年7月4日撮影。
実際にはこの角には信号があります。作品中は車や、電柱などが省略されますが、位置関係と、車道のガードレールパイプは忠実に描かれます。
なおこの右側の建物は、第35話で登場する「今日子先生」の住むマンションという設定で使われます。実際はSOHO事務所ばかりが集まった建物だそうです。
次にコメットさん☆のアップのカットが映ります。ここはお店の真ん前です。あっけに取られるコメットさん☆。その理由は…。
「何これ?」とコメットさん☆がつぶやくと…、そこには大繁盛するお店が!。
「HONNO KIMOCHI YA」を、国道の反対側から見るカットになり、右側にコメットさん☆とツヨシくん、ネネちゃんが唖然として立っている(後ろ姿)という感じになりますが、お店の実際の位置にあるのは、上の画像のようにマンションです。雑誌「湘南スタイル」によれば、賃貸マンションのようですが…。
このようにお店の場所と確定できるところには、それらしい何物も発見できません。
作品中ではもう少し国道の縁石が、左上がりに描かれます。また縁石の向こう側にヤシの木が生えた緑地帯があり、この辺も実際と異なります。2005年2月24日撮影。