2009年・産まれた卵の観察日記続き



 8月13日。南側、メダカを飼うことになりました。それに関連して多少ベランダ植物の配置を変えるため、かつて大きな鉢が載っかっていた台を動かしますと、なんと鳩の卵の殻が見つかりました。新しさ具合から考えて、南側ヒナのものでしょう。せっかくなので記念撮影。

卵の殻とヒナの画像です

 手前の半分になった白い物が卵の殻。これから奥側のヒナが産まれたと。そういうことになりますね。餌かと勘違いして、自分の出てきた卵の殻をつつくのですが(笑)。11時48分。
 少し敷いてある紙が汚れてきたので、取り替えることにしました。例によって、ペーパータオルですから交換は簡単です。ヒナを胸元からすくうようにして持ち上げます。ピーピー鳴いて嫌がりますが、どいてくれないと、作業がスムーズに進みません。そして手近な植木鉢の使っていない下皿に載せておき、紙を捨てて新しい紙をセットします。それから手を洗ってカメラを用意し、写真を取ろうとしてその場を離れ、カメラを手に戻ってきてみると、いません!。植木鉢の下皿に。載せて置いたはずなのに。巣をのぞくと、なんと元のように自分で戻っています。つまり、植木鉢の下皿→植木鉢置き台→近くの植木鉢(植物入り)と、自分で歩いて巣に戻ったようです。もうそんな力を持っているのですね。これは予想しませんでした。まだ指を目の前に出すと、ピーピー鳴いてつつき、指に少し濡らした「小鳥の餌」をつけてあげると、つついて食べるような食べないようなというレベルなのですが。
 北側のほうは、大きい方のヒナが、とうとう初めて外よりの手すりに載っかっています。外を初めて見たわけですね。巣立ちのための研究でしょうか。しかし、そんな様子を撮影しようと、カメラを窓の隙間から出すと、急いで巣に戻ります。

北側ヒナの画像です

 急いで巣に帰るところ。左足に足輪なので、大きい方の個体です。13時21分。

北側ヒナの画像です

 巣の中に戻ったところ。カメラで撮影しようとすると、大きい方の個体が、小さい方を守るかのように、威嚇するようなポーズ。ここらへんは、去年の「ピヨスケ」とはかなり違っているような…。ピヨスケはもっと堂々としていました(笑)。13時24分。
 南側の餌場に、何か餌を撒くと、それをメタリック足輪くんが食べ(北側の親鳩)、すぐさま北側の巣にやって来てヒナに与えたりしています。本当に親は大変ですね。本能のなせるわざとは言え、親の愛を感じます。ヒナはヒナ同士で、大きい方が小さい方の羽づくろいをしてあげたりしています。

北側ヒナの様子です

 座っている小さい方のヒナを、立っている大きい方のヒナが、そっとつついてあげています。頭のあたり。モニタの画像なので、不鮮明ですが、しばらくこうしていました。きょうだいの愛情でしょうか。14時49分。

 3時頃、人間も遅い昼食を食べに、いつものおそば屋さんに行こうかと思っていたところ、南側ベランダの巣の近くを、小さい鳩が歩いています。よくよく見ると、なんとヒナが一人で巣を出て、歩いています!。餌場のところを見ますと、2羽ほど鳩がいて、1羽はこのヒナの親鳩さんのようでしたから、つられて出てみたのかもしれません。すぐに巣に戻るのではありますが、そう言えばここ1〜2日、巣の前に少しフンが落ちていたりしましたので、外に出る程度のことは、していたのかもしれません。

南側ヒナの画像です

 エアコンのドレーン水のところを歩いています。15時14分。

 おそば屋さんから帰ってきて、ふと階段を見ますと、長くは飛べない様子の「巣立ちビナ」らしい鳩が歩いています。うちのヒナたちではありませんが、階段を一段ずつジャンプして上がっています。ちょっと早く巣立ちすぎたのかもしれず、そっと手を出してみたのですが、2メートル位は飛べるらしく、上の階の共用廊下手すりに上がってしまいました。もう少し長い距離飛べるようになるまで、2〜3日位、うちで保護しようかと思ったのですが、その後の経過からすれば、どうしてもそうするべきでした。この鳩については、8月17日の内容で詳しく書きます。

 帰宅してから、南側のヒナを見ますと、少々疲れたのか、巣の中にべったり座り込んでいました。もうしっぽがふちで曲がってしまうほどの大きさ。

南側ヒナの画像です

 北側ものぞきますと、カメラの画像に親鳩さんが写りました。17時55分。これからねぐらに帰るところなのでしょう。また明日。


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