2009年・産まれた卵の観察日記続き



 8月18日。北側の巣に、新たな巣材が運び込まれ、「右青足輪くん」(母鳩)が、中に入ってあっちこっちせせり、しっぽをふるわせたりしています。どうやら2代目の卵を産むつもりのようです。はあ…、忙しいものだ…。
 一方、南側のヒナは、朝方「うーお、うーお」と鳴きながら、巣に侵入する別の鳩がいて、追い出されてしまったりします。南側の巣は、ヒナが巣立った後片づける予定なので、なんとかしなければなりません。とりあえずは巣の回りを掃除して、準備はしておこうと思いますが。ヒナは、掃除などの場合、待っていられるので大丈夫でしょう。
 北側は、その後どんどん父鳩である「メタリック足輪くん」が枝を持ってきて、座り込んだ母鳩「右青足輪くん」がそれを配置なんてしています。あああ…。ヒナはどうするんでしょうか?。ヒナは巣に出たり入ったりしていますが、父鳩も出入りするし、母鳩は座り込んでいるので、特に小さい方のヒナは困惑気味。

●大きい方のヒナの動画はこちら(.avi形式、約74MB、2分)。またウインドウズメディア形式の動画はこちら(.wmv形式、約4MB、2分)。

北側ヒナの画像です

 外に出て、手持ちぶさたな2羽。11時17分。

 ところが、上の画像、手前の大きい方の個体は、親に追われるようにして、昼前に真上の屋根に上がりました。これでいよいよ巣立ちです。名前は「ポーラースター1号」。左足の黄緑色足輪が目印。

北側ヒナの画像です

 手前がポーラースター1号、奥が同2号。11時49分。この直後に、手前の1号が屋根の上に巣立ち。

北側ヒナの画像です

 カラスがこのところ多いので心配です。どうか無事に育ってほしいです。残されたポーラースター2号のほうは、まだ巣立てないので、巣にお帰り。12時6分。

 うむうむ、巣立ちのドラマだねぇ、などと思いながら、南側の巣の回りを掃除しようとして、ふと外を見ると、ベランダの手すりに南側のヒナが載っています。

南側ヒナの画像です

 じっと外を見ています。

南側ヒナの画像です

 こっちを見たり、上を見たり。これはもしかすると巣立ちかどうか、というところです。12時11分。
 そのまま様子を見ていると、親鳩さんが同じ手すりに飛んできて、2羽で何か会話しているかのよう…。

南側ヒナの画像です

 2羽は鳴くわけではありませんが、以心伝心のようなことがある様子…。

南側ヒナの画像です

 あれ?、その「こっち向き」は私たち人間に対する、何かのあいさつですか!?。

南側ヒナの画像です

 子鳩と親鳩。親子の「会話」はしばらく続きましたが…。12時12分。


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