2009年・産まれた卵の観察日記続き



 8月18日続き。
 やがて親鳩さんが屋根の上に上がり、ヒナはそれをしきりに目で追い、上を見上げていました。

巣立ち直前の南側ヒナの画像です

 こうして上を見ていましたが…(12時14分)。一度はこちらに向き、それからまた前に向き直って…、12時16分30秒過ぎ、ついに屋根の上へ!。巣立ちを私と母親の二人で見ました。名前は「サザンクロス1号」(2号は孵化しなかった卵のために欠番)。左足の赤い足輪が目印です。朝までは、親鳩さんといっしょに餌をつついていましたが、まるでその親鳩さんが伴うようにして、連れて行きました。無事に成長できることを願わずにいられません。

主のいなくなった南側巣の画像です

 主のいなくなった巣。これから片づけです。草花の世話に支障しがちなので、片づけはやむを得ないものとなりました。それにしても、親鳩さんとサザンクロス1号くん、今夜はどこへ行くのでしょう?。カラスに出会わないことを祈ります。12時34分。
 
 夕方17時近く、北側の屋根に、ポーラースター1号がいるのを確認しました。一方、南側対面棟の北向き屋根法面に、サザンクロス1号がいるのを発見しました。

サザンクロス1号を含む鳩たちの画像

 赤い▼印がサザンクロス1号。足輪がはっきり見えませんが、大形のフィルムカメラの望遠レンズなどで確認。16時52分。さっそく他の鳩たちの群れに入ったのでしょうか?。
 感慨にふけっていると、北側から巣立ったポーラースター1号が、南側のベランダに姿を現しました。やはり鳩にとって、建物の北と南などというのは、てんで関係ないようです。

南側ベランダに来たポーラースター1号の画像

 確かにポーラースター1号。17時44分。少しお米を撒いてみましたが、関心を示しません。他の鳩がやって来て、お米を食べはじめてから、ようやくベランダ面に降りました。しかし、食べる群れには入れず、そのまま手すりに戻ります。

 ところが…、この日はこれではまだ終わりませんでした。サザンクロス1号が、どこからかベランダに戻ってきて、ベランダの地面に降り、自分の巣を探しています。「なんですとー!?」という感じ。これはまさに「想定外」。巣は簡単に片づけるつもりで、とりあえず植木鉢とザルを分離し、消毒・洗浄して乾かしてあります。すだれも同様。しかしサザンクロス1号は、うろうろと探しつづけるので、急いでベランダに出て、植木鉢、ザル、すだれを元のように復元しました。そして専用餌皿、水も元のように用意。その様子を、エアコンの室外機の上に上がって、じっとサザンクロス1号は見ています。特に逃げもせず…。
 復元が完了すると、少し餌を食べ、そのまま「巣」の一番奥側、「いつもの場所」に収まってしまいました。私たち人間が寂しくないように、と「配慮」してくれているんでしょうか?。しかし、巣として利用しようと思っている別の鳩もいるようなので、ザルの中には入り込めないようにしなくてはなりませんね。サザンクロス1号は、もうザルの中に座り込んだりはせず、ここ数日は植木鉢のふちにいつもいましたので…。
 通販で注文しておいた、巣皿と敷きワラ、ダニよけの薬などが届きました。北側の巣に利用しようと思います。


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