試作車のJR総武線時代

 201系900番台は、量産化改造後しばらくして総武・中央線各駅停車に転属、そこで国鉄の民営化により、JR東日本に引き継がれるという流れになっています。
 JR三鷹所属になってからも、しばらくは900番台のみの10連で活躍しましたが、「東中野駅列車追突事故」の発生により、速度照射式ATSの一種である、より安全性を高めた「ATS−P」を先頭車に取り付けることとなり、機器の搭載スペースに難があるクモハ200形を含む900番台は、ATS−Pを搭載せず、中間に組み込みとし、量産車と混成の編成に改められることになりました。残念ですが、これで特徴ある試作車は、「中間車」としての運用となってしまいました。
 そんな試作車900番台の、総武・中央線各駅停車での活躍を画像で振り返ります。「中間車扱い」ですので、走行写真は今のところありませんが、車内の画像などもご紹介したいと思います。

201系試作車の画像です

 三鷹電車区で休むモハ201−903号。床下のチョッパ装置箱は、熱対策から銀色に塗られています。向かって右側のパンタは撤去されていますが、台などは残っています。冷房装置はステンレスキセのAU75Gに交換されているようです。よく見ると向かって左側には、なぜか外ホロが付いていません。
 右上に見える跨線橋は、各種の古レールで出来ており、観察はしにくいですが、よく観察すると、とても珍しいレールが多数見つかります(調べる方は、危険の無いようにご注意ください)。

201系試作車の画像です

 モハ200−902号。モハ200形の試作車は2輌のみです。しかし901号はサハに改造されてしまいましたので、この時代に残っていたのは本車のみ。向かって右側には、外ホロがありませんが、様子からしてパンタ部分には、外ホロは取り付けられていません。

201系試作車の画像です

 試しに、色相を変えてブルーにしてみました。手前の柵も黄色からブルーへ(笑)。この塗色はもちろんPC上でのイタズラですが、後に京葉線へのまさかの転属で実現しています。

201系試作車の画像です

 モハ201−904号。右はクモハ200なので行先表示器が隣り合っています。これは試作車のみの特徴です(量産車では運転室寄りに移設)。

201系試作車の画像です

 クモハ200−902号。日本車輌製です。運転室付近、やや車体が長めなのがわかりやすいかと思われます。国鉄末期からJR初期は、先頭に出ていたので列車無線のアンテナや、乗務員室扉下部の取っ手などは取り付けられています。試作車の先頭車は、運転室直後の屋根上にベンチレータがあり、1車で6個のベンチレーターがあるのが特徴です(量産車は5個)。

201系試作車の画像です

 反対側の車輌はクハ201−902号です。車体そのものはクモハ200と同じ構造です。
 このページの画像は、全て1996年5月5日、三鷹電車区にて。


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