国鉄(JR)201系電車のページ

 国鉄(JR)201系電車とは、日本国有鉄道が1978年に試作車を登場させ、その後約2年間の試験ののち量産された、初の「電機子チョッパ制御方式」の電車です。地下鉄に多く採用される制御方式を、駅間も長めで、高速走行の機会も多い路線に投入するというのは、当時かなり意欲的な試みでした。まず東京の中央線に集中投入されましたが、当初は故障や不具合にも見舞われ、安定した性能を発揮するようになるまでには、かなり長くかかりました。
 当時回生ブレーキ常用や、「チョッパ制御」という、全く新しい制御方式による省エネルギー性能は、高く評価はされたのですが、その時の国鉄では、もう既に「長期的展望に立って得策かどうか」を判断するという視点を持てないほど、財政は逼迫しており、「イニシャルコストが高い」という理由によって、その後の後継車輌は、203系が地下鉄乗り入れ用として開発されたものの、抵抗制御を基本にした205系に後退するなど、当初の意気込みほどには、システムとして発展しませんでした。
 もっとも、201系の量産終了後まもなく、電車の制御方式は、VVVFインバータ制御が主流となる時代を迎え、その意味では、技術進歩の一里塚になってしまった感はあります。
 既に東日本エリアからは、201系は全て引退しましたが、その長きに渡る活躍を、写真で振り返りたいと思います。幸い、珍しい画像の提供も受けられましたので、それらも含めてご紹介したいと思います。
 なお、203系電車については、別に項目を設けて、そちらで紹介しています。

試作車の登場と国鉄中央線時代

試作車のJR総武線時代

試作車のJR京葉線時代と廃車

量産車の登場と国鉄時代

量産車のJR中央線での活躍

量産車のJR総武線での活躍

量産車のJR京葉線での活躍

量産車のJR大阪環状線での活躍

量産車の国鉄・JR東海道・山陽緩行線での活躍

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