小田急電鉄さよなら9000形フェスタ続き


小田急9000系と東京メトロ6000系の画像

 往年の地下鉄乗り入れコンビの画像です。ようやく私たちの番になりました。2分で撮影したいカットは全て撮影しなくてはなりません。時間との勝負です…。
 9000系が地下鉄に乗り入れていたのは、およそ10年ほど。よほど地上時代のほうが長い車輌です(詳しくは「鉄道資料館」「小田急線電車」→「小田急9000系写真館」をご覧下さい)。一方の旧営団6000系は、現在もJR常磐線と小田急の双方に乗り入れ、制御装置更新により、まだ当分は活躍しそうな気配です。後継と目された06系も、乗り入れ車にはなっていますが、増備される計画はなく、このまま1形式1編成で終わりそうです。


9000系のヘッドマークの画像です

 9000系に掲出されたヘッドマーク。9404編成に、3月中旬に掲出されたものとは、日付が入っているかいないかの違いがあります。


小田急9000系と東京メトロ6000系の画像

 車止めがあるので、アングルがきびしいですが、乗り入れコンビを撮影しました。小田急9000系は準急の幕が黄色文字ではなく、運行番号窓も埋められているなど、乗り入れ当時とはかなり異なります。また一方の東京メトロ6000系も、営団から東京地下鉄になった関係で、マークが変更され、表示幕も当時と異なっています。できればその辺、当時を再現して欲しかったところですが…。もっとも天気がこれでは、どうしようもないという、別の問題が発生してしまっていました。


9000系の画像です

 9000系だけを撮影してみました。登場当初に比べると、ブルー帯の色が薄くなっています。これは色あせではなく、ステンレス車群に貼り付けてあるステッカーと同様のもので、帯を表現するように、近年変更になったためです。塗装していた時代は、もっと濃い色でした。意外と知られていませんが、最近の鋼製車のブルー帯は、ステッカーなのです。
 9000系は、地下鉄線内の限界の関係で、すその絞りが少な目になっています。車体の幅が、小田急の標準よりも30ミリ狭いためですが、そのせいからか、ほっそりした、女性的な外観に見えます。これも人気の秘密でしょう。一方車内も、地下鉄線内で窓から手を出してしまう危険を避けるなどの目的からか、他の車輌よりやや高い位置に窓があり、その分座席の背刷りが高いので、ゆったり座った感じになり、小田急の大型車の中では、座り心地のいい車輌でした。



 規定の2分を過ぎましたので、移動します。

小田急のブースの画像です

 記念パスネットが売り切れたのちも、延々250メートルもの行列が途切れない小田急ブース。いったい何を売っているのかと、横からのぞいてみますと…。2600系の下敷き、9000系の復刻パンフ、ボールペン?、10000系の座席番号シール、VSE50000系ロマンスカーの部材の切れ端(4000円は高いと思う)などでした。傘をもっての行列はつらいものがあるので、私はここに並ぶのはあきらめました(苦笑)。


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