郡山工場に取り込まれ、錆止め塗料を塗られるところまで行きながら、惜しくも保存されなかったオハフ61 3055号の、現役当時の車内です。木目調の重厚な車内が、今となっては大変惜しい気がします。この車の座席は、オハ35系と同じものになっています。オハ35の近代化改造の際、譲り受けたのでしょうか?。またオハフ61の1000番台は(3000番台はその電気暖房取り付け車)、オハ61の改造ですが、この画像はそのトイレ寄りになります。向こうに見えるのはED75 81の顔です。車輌番号は、壁に直接書かれています。1982年3月。東北本線にて。
1983年に東北旅行に行きましたが、まだ旧形客車が走っていました。これは貴重な原形ドア付きのスハフ42 2064号。郡山駅にて。鉄道模型のスハフ42形は、この形態で作られることが多いですね。奥のED75は700番台のようですね。東北線の旧形客車は、このように車掌室を内側に連結してある例が多かったようですが、何か理由があったんですかね?。
となりに連結されていたオハ35戦後形です。鋼板屋根、絞り折妻、TR34台車付きで、ひずみの多い車体と、戦後まもなくの製造であることがうかがい知れます。オハ35 2940号。この時期のオハ35は、番号が出場順ではないので、後期の番号だから比較的新しいとは限りません。また、戦災台車を装着したもの(電車用も含む)が存在します。右に見える茶色の車輌は、オハフ33形原形のようですね。