メテオさんが、沖で練習するケースケに、「話をしましょうよ、デートでしょう!」と、強引に怒鳴るのはここです。この波が来ないギリギリのあたりに、メテオさんは立っています。画像奥の砂浜は、右奥側が一段高くなっていますが、作品では、全体に平らな浜として描かれます。場所は、もちろんファーストキッチン脇階段下でした。前に七里ヶ浜休憩所と書きましたが、間違っておりました。2006年8月28日、海の中から撮影。撮影協力:Naka氏。
右手前に腰から上のメテオさん、左上のやや沖合にケースケ、というカットです。ケースケは迷惑そうです(笑)。「勝手に来ただけだろうが!」と言い返すケースケ。あまり女の子にそういう風に言うものではないよ(笑)。
このカットの特徴は、右側奥に見える陸の張り出しが、由比ヶ浜に見えることです。本来ここは、この画像に見えるように、江ノ島になるはずですが、描かれていません。作品に忠実な場所を探しても、そのような場所は存在しません。しかし、その後のカットから判断すると、場所はここで間違っていません。なぜこのカットだけ、背景が異なるのか、理由はよくわかりませんね。2006年8月28日撮影。撮影協力:Naka氏。
このカットは、水面ぎりぎりから、空抜きで映し、さらにケースケの背後には、緑が少し見えるという構図です。しかし実際の風景としては、背後は防波堤とファーストキッチン、七里ヶ浜高校などがあり、緑はわずかしか見えません。また水面ぎりぎりから、空に向けて画像を撮影しようとしても、果たしてそのような風景に写るのか、大いに疑問ではあります。この画像は、ケースケが腹這いになって、サーフボードに乗り、沖に向けて泳ぎだした地点を撮影していますが、作品に忠実な角度では、撮影できていません。参考画像ということになります。干潮時ならば、この位置を確保は出来ます。2006年8月28日撮影。撮影協力:Naka氏。
星のトンネルを通りながらケースケを見る、コメットさん☆、ツヨシくん、ネネちゃん。ツヨシくんとネネちゃんは、コメットさん☆の両手に取りすがって、ご機嫌です。場所としては、ケースケを見下ろす視線からして、ケースケが泳いでいるところから、一直線に浜へ向かって線を引き、そこから北西の空を見上げたところということになります。画像はその位置です。撮影は8月の終わりでしたので、もう空には秋の気配です。2006年8月28日撮影。撮影協力:Naka氏。
ケースケが水をかいているのは、ここになると思います。砂浜から20メートル以上沖です。作品中では、彼の全身がほぼ真上方向から映るので、数メートル上空から描写していることになりますが、実際の撮影ポイントとしては、防波堤の上からとせざるを得ません。2006年8月28日撮影。撮影協力:Naka氏。
コメットさん☆は、星のトンネルの中から、277のカットで沖に泳ぎ出すケースケを見ます。そして「あの人は失礼です!」と言った、自分の言葉を、少し反省してみるのです(私見として言えば、失礼は失礼だと思います>ケースケ(爆))。場所としては、276のカットより、さらに由比ヶ浜方向(鎌倉駅方向)に少し移動したところで、見下ろしたときにケースケを見失わない位置、ということになり、そうすると、ファーストキッチン脇階段の、すぐ西よりから北西の空を見上げたところになると思われます。276より少し右に移動したのがおわかりになるでしょうか。2006年8月28日撮影。撮影協力:Naka氏。
作品中では、水面ギリギリから描写しているのか、背景の逗子方面の山と、防波堤の前に見える砂浜は描かれません。また左側の防波堤は、かなり単純化して描かれる反面、実際にはないヤシの木が追加されるなどのデフォルメがあります。しかし、描写された場所としては、中央の景勝地「稲村ヶ崎」の向こうに星のトンネルが続くとすれば、鎌倉駅付近にあるとされる「雪ノ下保育園」との位置の矛盾が起きなくなるので、ここで間違いないと思われます。撮影時の天気が、あまりよくなかった点、残念ですが…。2006年8月28日、海の中から撮影。撮影協力:Naka氏。
この場所は、ファーストキッチン脇階段の上から、右前方に望遠撮影したものですが、本来は作品に描かれるよりは、高さが低いかもしれません。実作品は、もっと完全な俯瞰に近く描写されています。また実際には、常に波がそれなりにありますので(そうでなければ、サーフィンの練習はできませんよね)、ケースケが作品中でやっていたように、サーフボードの上でぼーっとしているというのは、無理なような気がします。2006年8月28日撮影。撮影協力:Naka氏。
ケースケは、この画像の中央に浮かんだサーフボード上でむっくりと起きあがります。そして「またやってる…」と(笑)。289と290、291のカットの背景とケースケのみは、第12話でもそのまま使用されています。この点は興味深いです。2006年8月28日、海の中から撮影。撮影協力:Naka氏。
ここは、ファーストキッチン脇階段を含む七里ヶ浜防波堤を、沖側から見たところです。実作品とは、背景の様子が全く異なっています。見えている建物は、七里ヶ浜高校(奥)と、ファーストキッチン七里ヶ浜店ですが、作品では、山や点在する店が描かれます。それらは実際のものに忠実ではありません。しかし、場所としてはここで間違いなく、階段が狭く描かれる以外は、防波堤の様子など、かなり忠実です。海の汀線は、水平に描写されていますが、実際は画像のように、やや角度を持っています。
人物の配置は、画像内に名前の頭文字と、矢印で示しました。「ケ」はケースケの背中、青緑色矢印は、メテオさんの位置です。画像は、階段が広い分、少し横長になっています。引き潮で、波が穏やかでないと、撮影しにくい場所です。2006年8月28日、海の中から撮影。撮影協力:Naka氏。