オハフ33391号の画像です

 オハフ33形で、戦後のものは折妻になりましたが、この車(オハフ33 391=横軽対策車)はキャンバス張り屋根です。この時期は車輌構造資材の入手難であったため、鋼板屋根のものもあります。出雲市駅にて1985年撮影。


オハフ33477号の画像です

 同じオハフ33戦後製でも、このように鋼板屋根とされたものがあります。この車はオハフ33 477(横軽対策車)ですが、上の391号とは、台車TR34や歪み取りが十分でない車体などの仕様は同じなのに、屋根だけが異なることがわかります。この車は雨樋も鋼製の細いものになってます。391号とも共通ですが、雨樋のおとし管が丸管です。出雲市駅にて1985年撮影。


スハ43234号の画像です

 もはや珍しいスハ43形です。ありふれた車種のはずなのですが、スハ43は多くがオハ47に改造されたため、原形で残った車輌は少ないものでした。この車は近代化改造(青塗装化)以外は、あまり手が加えられておらず、標準的なスハ43の姿を残していると言えるでしょう。スハ43 234号(横軽対策車)。出雲市駅にて。1985年撮影。


スハフ422110号の画像です

 スハ43系には、一部団体用などに使用できる「簡易寝台車」なるものが存在しました。ボックス席を2人用寝台として使い、背ずりの上に板状の簡易寝台を取り付けて1人が寝るという、今の常識からは想像もできないような雑魚寝車があったようです。そしてこのスハフ42 2110号は、記録によればそのタイプの車輌とのこと。外見は変化ありませんが、背ずりには簡易寝台を支える金具が残されていたようです。一見したところでは、標準的なスハフ42ですね。貫通扉がプレスなのが目を引きますが、塗色以外比較的原形に近いスハフ42と言えそうです。スハフ42 2110号。出雲市駅にて。1985年撮影。


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