好き勝手な車内放送が出来る、「車掌体験」なるものに供されていたE217系。右の209系も同様でした。E217系は、前面の上向きカーブがない方が、もう少し格好良かったのではないかと思いますが…。
撮影用の展示場に移動して…、旧形車輌のそろいぶみです。右からクモハ12052、クモニ13007(モハ34改造)、クモヤ90801、そしてマイテ39 11です。大井工場は現在電車専門の工場なので(皇族用を除いて)、マイテ39は異色ですが、クモニ13やクモヤ90なども他に現存していないだけに、非常に貴重なものです。
クモニ13(右)と、クモヤ90を斜めから。クモニ13はモハ34の改造なので、DT12形台車を装備しています。系列としてはモハ40のグループに属するもので、国鉄最後の17メートル車グループです。この車は首都圏の荷物電車に活躍後、大井工場入れ換え車となり、国鉄時代末期、廃車解体されるところを保存された経歴の持ち主です。運転室上部の通風口が、普通の旧形国電より小さいのが珍しいです。
一方クモヤ90801は低屋根のグループで、モハ72を牽引車に改造したものです。長野のジョイフルトレイン「白樺」を引いて、長野総合車両所まで走行していたこともありました。モハ63出自の三段窓を、現在まで残す貴重な存在で、台車もDT14を装備するなど特色も多い車です。